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2025/1/10

iPhoneで「光」を意識した写真撮影のコツ

iPhoneは手軽に高品質な写真が撮れるデバイスですが、さらにレベルアップしたいなら「光」の扱いに注目しましょう。この記事では、光を意識して撮影する際のポイントを具体的に解説します。これらを活用すれば、プロフェッショナルな写真表現も夢ではありません。

Contents

1. 光の方向を意識する

光の当たり方によって写真の印象は大きく変わります。基本的な光の方向について理解しておくと、表現の幅が広がります。

順光

被写体の正面から光が当たる状態を指します。

 

 

・特徴: 均一に明るい写真が撮れ、被写体のディテールがはっきりと見える。

・シーン例: 食べ物や製品の写真撮影に最適。

・注意点: 平面的になりがちなので、構図や背景に変化をつけると良い。

逆光

被写体が光源に向かうように撮影する状態です。

 

 

・特徴: 透明感やドラマチックな雰囲気を演出。葉や花びらなどの質感を際立たせる。

・シーン例: 夕陽を背景にしたシルエット写真や水滴の撮影。

・注意点: 被写体が暗くなりがちなため、露出補正を活用しましょう。

サイド光

光が横から当たる状態です。

 

 

・特徴: 立体感や陰影を強調し、被写体の質感を引き立てます。

・シーン例: 人物写真や静物写真(特に布や木材など質感が重要な被写体)。

・注意点: 強い光だと影が濃くなりすぎる場合があるので、適度な明るさを意識してください。

2.時間帯と自然光を活用する

ゴールデンアワーを狙う

日の出直後や日没前の時間帯は、「ゴールデンアワー」と呼ばれ、柔らかく温かみのある光が特徴です。この時間帯に撮影すると、幻想的で美しい写真が撮れます。

曇りの日もチャンス

曇り空は光が拡散されるため、柔らかいトーンの写真が撮れる絶好のタイミングです。ポートレートや風景写真で自然な雰囲気を表現できます。

3. 露出補正機能を活用する

iPhoneのカメラアプリでは、簡単に露出(明るさ)を調整できます。

 

・調整方法: 被写体をタップすると露出スライダーが表示されます。このスライダーを上下に動かして明るさを変更可能。

・AE/AFロックの活用: 画面を長押しして露出と焦点を固定することで、構図を変えても設定が維持されます。

特に逆光の場面では、露出補正を使って暗くなりすぎた被写体を明るくすることで、より魅力的な写真に仕上がります。

4. ポートレートモードで背景ぼかしを活用

iPhoneのポートレートモードでは、背景を美しくぼかし、被写体を際立たせることができます。逆光のシチュエーションでは、背景のハイライトが柔らかい光のリングとなり、印象的な写真が撮れます。

5.編集機能で仕上げる

撮影後の編集で写真の完成度をさらに高めましょう。

 

 

・調整ポイント:

「ハイライト」: 明るい部分の光量を調整。

「シャドウ」: 暗い部分を明るくし、ディテールを引き出す。

「ブリリアンス」: 全体の明るさと鮮やかさを調整。

 

特に逆光写真では、暗くなった被写体を補正することで、より魅力的な仕上がりになります。

6.まとめ

光の方向や時間帯、iPhoneの機能を上手に活用することで、ただ撮るだけでは得られないプロフェッショナルな写真を実現できます。次回の撮影では、ぜひ「光」を意識してみてください。普段の風景や被写体が、驚くほど印象的に変わるはずです。